山上やすお先生と日本美術史

日常から少しだけ外れたインパクトのある出来事は

強烈に記憶に残っています

それは

自分自身の望みを教えてくれる

未来の自分の魂からのメッセージなのかもしれません

過去が教えてくれること

小学校の時学校の絵の先生の

一言で傷ついて

絵に苦手意識を持ち

それは中学校の時先生が

褒めてくれたことによって

意外と簡単に解消され解放されました

それと・・・

日本史の授業がとにかく苦手でした

興味が湧かなかった

共感できるポイントが

なかったからかもしれません

高校の時

赤点を取って先生に

赤点の人の名前をクラスで公表され

悔しくて泣きました

それ以来

日本史は苦手カテゴリーになりました

感情が大きく動いた時

自分の魂からのサインで

その意味はその時にはわからなくても

この事を覚えておいてねって

記憶に残される

だって

自分に関係のない事だったら

どんなに出来なかったり

貶されてもなんとも思わないから

怒りが湧くのは

自分のかけらがそこに在るから

美大受験と学科

私は美大受験の時2浪しました

学科の試験は現役生には敵わない

浪人生は一日中絵を描いている

しかも学科を舐めてる

東京造形大学を受験した時

当時は一次試験が学科で

それに通らないと

二次試験の油彩画すら描けない

私は小手先で学科の試験を万全にした

当時の心の声

選択2科目 国語と美術史
過去問からの傾向で国語はオッケー
だってセンター試験ほぼ満点 
美術史は西洋美術8割日本美術2割かな 
油絵科だし西洋美術を完璧にしておけばオッケー

仏像とか興味ないし
学科は通るだろう後は実技で勝負する

はずだった・・・

学科試験当日の問題を見たら

なんと

8割が日本美術史だった

仏像が沢山・・・

見た目も名前も同じような

そんな仕打ちありますか?

って当時の私は思いました

私の計画は打ち砕かれた

そしてその後

日本美術史は私の中で闇の中へ

山上やすお先生の講座

昨年YouTubeの動画で

こやぎ先生の美術の解説をみていました

そして

ストアカで講座をやっていることを

知りました

山上やすお先生は旅の添乗員であり

学芸員の資格をお持ちで

軽快なトークと笑いがツボで

重苦しい内容も全部軽くなって

ポンポン入っていきました

そのうちに

日本美術史の全9回シリーズが

あることを知って

昔の出来事を思い出し

受けさせて頂く事にしました

ボリュームが凄いですが話の要点が明快で

語り口が軽いのでどんどん吸収されてゆきます

私の中で暗く重たかったところに

光が差したように感じました

腑に落ちる

今講座の半分くらいまで

来ましたが

日本を中心とした歴史を

同時に学ぶことが出来ています

美術を軸に歴史を学んでいるので

流れを容易につかむことが出来ています

吸収されるときの

学びの楽しさが凄いです

これは過去に

覚えておいてねのサインがあったから

新たな気づき

最初に日本美術の定義を教えてもらいました

そこで衝撃的な事に気が付きました

私は油絵科を選択して

何となく洋画かな?て思っていたけれど

西洋画を学ぶにつれ

自分とは違う世界だと思っていました

言い知れぬ違和感

私の昔の絵の師曰く

洋画は背景はちゃんと物があり

理屈があって合理的

日本人は空白でも大丈夫

雰囲気 情緒

そんな話を聞いていました

きちんと咀嚼出来てきませんでした

私は洋画だから

理屈で固めなくちゃという

無意識の思いがあったのかも

あるいは洋画的に日本は劣っている・・・

この度山上先生の講座で

日本美術の定義を知って

■西洋における美は合理的なもの
■日本はものを見た中に美しさを見つける

冒頭のこの部分で気が付いてしまったのです

そして今までの事が繋がりました

そして私は圧倒的に後者だ

私は日本人気質だ
日本の文化は素晴らしい
そこを軸にして描いてゆきたい

そこがハッキリしました

どんな画材を使っても良いのです

私は油彩が大好きで

表現方法は色々あります

重苦しい霧が晴れてゆきました

山上先生 ありがとうございます

MIHOKO

 

こちらはこやぎ先生の現代美術についての動画

ぜひご覧ください

↓↓↓