石膏デッサンのモデルたち ギリシア神話編

美大受験の時 描いた石膏デッサンたち

マルス アポロ ヘルメス ブルータス
ジョルジョ・・・

懐かしい石膏デッサン

木炭を使っていたので

食パンが消しゴム代わりで

食パンの耳を齧っていた

顔や手は毎回木炭だらけになっていた

 

その時の感想・・・

マルス

素敵

 

ヘルメス

イケメンだけど普通すぎてつまらない

 

ブルータス

おじさん

 

アポロ

お姫様?

 

ジョルジョ

神経質そうな人

 

30年前

そんな事を思いながら

描いていました

 

その中から

今回はギリシャ神話に登場する

4人の神たちについてのお話です

 

マルス

私はマルスのファンでした

デッサンのモチーフに

マルスが登場すると

内心

やったー!

って思いました

 

陰のある表情が素敵

 

石膏デッサンのマルスは

「ボルゲーゼのアレス」

という名前で

ナポレオンが

ローマの大コレクターのボルゲーゼ家から

購入したそうです

 

ギリシア神話では

ゼウスと正妻ヘラの子で

オリンポス12神の一人

戦いの神「アレス」

として登場します

アフロディテ(ヴィーナス)の愛人でもありました

 

甲冑をして強そうな体躯に

物憂げに視線を落とす・・・

寂しそうな表情が気になっていました

アフロディテ(ヴィーナス)を想う

寄り添う軍神アレスの姿

 

アポロ

 

お姫様ではありませんでした!

バチカン美術館にあります

 

ギリシア神話の

「光と信託の男神アポロン」

狩猟と純潔の女神アルテミスと

双子で産まれました

 

オリンポス12神の一人

 

父はゼウス 母はレト

 

アルテミスは

自分が生まれるとすぐに

アポロンが生まれるのを手伝い

お産の守護神ともなりました

 

アポロンは

黄金の光を放つ光明の神
 芸術的霊感を授ける

お産をした場所

オルテュギアは

黄金に包まれその島は

デロスと名づけられました

ゼウスの意志を人間に伝える役割

を与えられました

その場所は

大地ガイアのへそであるデルポイ

「デルポイの信託」

あらゆる真実を人間に伝えるのが役割

 

しかし

 

その信託は

はっきりと伝えられることはなく

 

神と人間をはっきりと分けるものでした
 

意地悪だ・・・
 

 アポロンの息子

アスクレーピス

医者の神となり

西洋医学の祖ヒポクラテスはその子孫

 

ミロのビーナス

ミロのヴィーナス

紀元前2世紀ころ古代ギリシアで制作され

パリのルーヴル美術館にあります

1820年エーゲ海

ミロス島で発見されました

 

私個人的に好きで小さな石膏像があります

 

ギリシア神話では

愛と美の女神アフロディテ

アフロディテは

醜男ヘパイトスと結婚をしますが

戦いの神アレス(マルス)と愛し合っていました

 

オリンポス12神の一人

ヘルメス

商業と泥棒の神

オリンポス12神の一人

父がゼウス

母がマイア

生まれてすぐに

アポロンの牛

50頭を盗み

嘘が上手でゼウスを喜ばせる

自分で作った竪琴を

アポロンにプレゼントをして

代わりに牛を譲ってもらう

 

絵画では

■羽根つきの帽子

■羽付きのサンダル

■伝令の杖

それが描かれているのがヘルメスです

 

意外だったのが

毒がなさ過ぎて

つまらないと思っていた

ヘルメスが一番の

曲者だったという・・・

やっぱり直感って大事です

マルスが好きは変わらない

 

MIHOKO