名画の模写 後編 油彩(未完成)

名画の模写 前編 デッサン

パネルに下地作り

前回の続きです

パネルに油彩で

模写をしてゆきます

パネルは

サムホールサイズの

シナベニアを使用

アブソルバン(吸収性下地材)で

白亜地の下地を作りました

転写して描く

コピーした絵をテープで張り付けて

パネルに転写して描いてゆきます

その時

また上から位置がわかるように

紙を張ったまま

作業をするとよいと思います

最初に

イエローオーカーとアンバー系で

陰影をつけてゆきます

白い部分はなるべく残します

あ、ここは明るい面だって思った所は

テレピンを含ませたウエスで拭き取ると

光が当たった感じに前に出てきます

 

デッサンの場合は

ハーフトーンからねり消しで

トーンアップさせたら

同じ効果が得られます

 

白は沈んだようになると

明るく前に出る効果が得られないので

その時は

テレピンにダンマルガムを溶かしたオイルを

使うと張りが得られる気がします

 

ダンマルガム溶液は

使った後

筆がガッチガッチになって

使い物にならなくなって・・・

しまわないように

「アプト」

で洗います

私は絵皿に「アプト」をいれて

筆に含ませた後

石鹸でお湯洗いします

アプトは化粧品会社が出しています

メイク落としの技術を使ったのでしょうか?

 

そうやって描き進めましたが

仕上がるまでには当分かかりそうです

 

仕上がるのだろうか・・・

 

 

ルネサンスの画材

■フレスコ画■

壁に生乾きの漆喰を塗り水で溶いた顔料で描く

■テンペラ画■

下地の上に

卵黄と水とお酢少々を混ぜた溶剤に顔料を混ぜて描く

■油絵■

乾性油である

リンシードオイル(亜麻仁油)

或いは

ポピーオイル(芥子の種油)と

顔料

を練り合わせたもの

熱で乾くのではなく

不飽和脂肪酸と

酸素が

酸化重合することで固まります

テレピンなどの揮発性油は

絵の具をサラサラにして描く時に使います

主に描き始め

 

ルネサンスの技法

■遠近法(透視図法)■

ルネサンスの側面である

自然科学や数学と関係があり

幾何学とのかかわり

消失点を決めそこに集まる線を基準に描く

遠くのものほど小さくなり

地平線上の消失点で消える

 

■空気遠近法■

遠景ほど輪郭が曖昧になり彩度が下がり青みがかる

■色彩遠近法■

暖色系の方が寒色系より手前に錯覚して見える

■スフマート■

線で輪郭を取るのではなく

輪郭をぼかして立体感や質感を出す画法

例)レオナルドダビンチのモナリザ

*モデルはフィレンツェの商人

フランチェスコデルジョコンドの妻

リザ夫人との説

 

MIHOKO