ラーオコオーンとギリシア神話

ラーオコオーンとは

ルネサンス美術に影響を与えた

あの

ラーオコオーン

なぜあんなに

苦痛に満ちた表情を

しているのでしょうか?

ラーオコオーン像はバチカン美術館にあり

1506年に発見されたという説があります

ミケランジェロは特にお気に入りだったよう

あれほど

真に迫った苦痛に満ちた表情をしているのはなぜ?

長い間続いたトロイア戦争の終盤

ラーオコオーン(トロイアの神官)と

カッサンドラ(予言能力を得たトロイアの王女)が

木馬の罠に気が付いて

ラーオコオーンが木馬に槍をなげた

そのとたん

海から2匹の大蛇が現れ

ラーオコオーンと二人の息子を殺してしまった

そんな・・・泣

戦争になった理由

思いあがった英雄たちが増え

大地の女神ガイア

疲れたので数を減らしてほしいと

ゼウスに頼んで戦争になるように画策しました

卵から生まれた美しきヘレネ

白鳥になったゼウスと

ダチョウになったネメシスから

産まれた卵は

レダに預けられて

美しきヘレネが生まれました

 

沢山の候補の中から

「もしこの結婚に害を及ぼすものがあれば

必ず全員が協力してヘレネの夫を助ける」

 

と誓い・・・

 

ヘレネメネラオスを夫に指名しました

 

争いの女神エリスとパリスの審判

争いの女神エリスは

黄金のリンゴを

一番美しい女神への贈り物です

と言って差し出した

1,ゼウスの妃ヘラ

2,ゼウスの娘アテナ

3,アフロディテ

三人が私が一番美しいと名乗り出ました

 

気の毒な事に

 

トロイアの王子

パリスが決める事になりました

世界一の美女と結婚させてあげるわと言った

アフロディテを選んだ結果

トロイア王国は他の二人の恨みを買う事になりました

 

ヘレネの誘拐

その後

パリスはなんと・・・

世界一美女ヘレネの歓心をひくために

贈り物を沢山持って

メネラオスヘレネ夫妻を訪ねて

スパルタに行きました

パリスは歓待されました

しかし

ヘレネパリスに一目惚れをして

一緒にトロイアへ帰って結婚しました

そして

 

トロイア戦争になりました

 

なぜなら

「もしこの結婚に害を及ぼすものがあれば

必ず全員が協力してヘレネの夫を助ける」

との誓いがあり

ギリシア中の英雄たちの神聖なミッションだったから

 

トロイアの木馬

戦争が手詰まりになった時

オデュッセウスが木馬の作戦を考案しました

木馬の中に7人入って1人残って

トロイア人を欺く

夜が明けて

 

木馬だけが残されてるのを

見たトロイアの人は

勝った!

と思い込み

木馬を市内に運び入れた

 

ここでラーオコオーンが登場し・・・

泣・・・

アテーナの神殿に木馬を奉納し

宴会を開いている間に

ギリシア人が攻め込んだ

そして戦争が終わり

神話の時代が終わり

人間の時代になった

という事です

 

MIHOKO