ウニの化石
先日「記憶の果て」と題したマダガスカル産のウニの化石の絵を描いた。
私は表面に象られた花の模様に魅了された。
それは有機的でありシャープな線で描かれていた。
カサブランカ
私は昨年の秋に絵を描くために、カサブランカの球根を植えた。
しかも間違えて二回注文したので大量だ。
半年以上が過ぎてついに開花した。
その前に連日の猛暑でクタクタになった苗が可哀そうで蕾のまま収穫した。
毎年思うのだが、今梅雨じゃね?っていうときは梅雨入りしてなくて、梅雨入りしたとたん猛暑になり、別にその宣言要らなくないかなと思う。
私はカサブランカを見てウニとの共通点に気が付いた。
5枚の花弁だった。
なんて面白いのだろう。
自然が創り出すものには法則があるのだ。
根源的なものに人間が手を加えることは愚かだと思う。
私は、カサブランカを写実的に描くことに興味を失ってしまった。
その形の法則に興味がある。
カサブランカを植えたのは写実的に描く事よりそっちだったのかと理解した。
それともう一つは螺旋に興味がある。
一定の角度で拡大する螺旋なのだ。
MIHOKO