キャンドルの火や香を眺めていたら
とても神秘的で
不思議さを思いました
太陽の一部の様な気が
するからかもしれません
火は生きていくうえで
とても大切なものの一つです
私の太陽星座でもある火の星座
いて座と火についてのお話です
人間に火をもたらしたプロメテウス
オリンポスの最高神の
ゼウスに負けたティタンの神
プロメテウス
表面上はゼウスの味方をしていました
でも内心は人間の味方をしていました
ゼウスは
プロメテウスに神と人間の境界線を
はっきりさせるための
工夫をするよう命令しました
プロメテウスは
生贄の牛を解体し
硬い袋に入れた肉と脂肪で包んだ骨
を差し出し
どちらが神の取り分で
どちらが人間の取り分かを
ゼウスに選ばせました
ゼウスは
脂肪で包んだ骨を選びました
そんなゼウスを試すやり方に
腹を立てた事でしょう
ゼウスは
神々の優越性をはっきりさせるために
人間から火を取り上げました
しかし
プロメテウスは
火を天界から盗み取って人間に与えました
大きな裏切り行為です
それがきっかけで
パンドラの箱の事件に発展するのですが・・・
ケイローンと不死身の命
半人半馬
横暴なケンタウロス族のなかで
ケイローンは
珍しく温厚で賢者で
沢山の英雄を育てました
ヘラクレスもその一人・・・
ゼウスの子
ギリシャ最大の英雄
ヘラクレスとケンタウロスは
戦っていました
その時
ヘラクレスが放った
ヒュドラの毒を塗られた矢が
誤ってケイローンの膝に当たってしまいました
ヘラクレスの師 ケイローンは苦しみもがき続け
ついに不死身の命をプロメテウスに譲りました
その死を惜しんだゼウスによって
ケイローンはいて座になりました
火と人間
プロメテウスは
太陽神の燃える車輪に火を移し
地上に持ち帰ったとの事
その他
人間の文明に必要なあらゆることを
教えたという事です
この地球で今火を扱える生き物は人間だけ・・・
いとも簡単に火を灯せる
コンロやライターやマッチ
とてもありがたいものなのだと
改めて実感しました
そして
それはやはり太陽の一部
なのかもしれません
MIHOKO